親の債務整理は奨学金に影響する?JASSOの人的保証・機関保証を解説

①-1 返済の不安・心理

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親が債務整理すると、子どもは奨学金を借りられない?

親が債務整理したからといって、子ども本人がJASSOの奨学金を一律に利用できなくなるわけではありません。

ただし、貸与奨学金で「人的保証」を選ぶ場合は、連帯保証人・保証人の選任条件があるため、親の債務整理が関係することがあります。

JASSOは第一種奨学金の人的保証について、連帯保証人・保証人の条件の1つとして「債務整理中(破産等)でないこと」を定めています。

そのため、ポイントは「親が債務整理したら子どもがアウト」ではなく、どの保証制度を選ぶか、誰を保証人にするかです。

JASSOの貸与奨学金には人的保証と機関保証がある

保証方式仕組み親の債務整理との関係
人的保証連帯保証人・保証人を選任する選任される人がJASSOの条件を満たす必要がある
機関保証保証機関が連帯保証し、保証料を負担する連帯保証人・保証人は不要。ただし本人以外の連絡先等は必要

JASSOの機関保証制度では、連帯保証人・保証人は不要です。保証機関へ保証料を支払う仕組みで、奨学金を借りた本人には返還義務があります。

なお、奨学金の種類や返還方式によって選べる保証制度が異なる場合があります。申込時の最新案内を必ず確認してください。

人的保証では「親なら誰でも連帯保証人になれる」わけではない

人的保証では、連帯保証人・保証人それぞれに条件があります。

第一種奨学金の案内では、連帯保証人は原則として父母など、保証人は原則として父母以外の4親等以内の親族などが想定されていますが、年齢・生計・債務整理中でないことなどの条件があります。

したがって、親が債務整理中で連帯保証人の条件を満たさない場合は、別の適格者を選ぶか、利用できる制度で機関保証を選ぶなどの確認が必要になります。

人的保証を選ぶなら、誰が保証人になれるかを先に確認する

JASSOの人的保証では、連帯保証人・保証人に選任条件があります。親が債務整理中の場合は、保証人選任への影響を確認する必要があります。

保証人への影響を確認する

親の信用情報が子どもへそのまま引き継がれるわけではない

親の債務整理情報が、子どもの信用情報へそのまま登録される仕組みではありません。

奨学金の本人は子どもであり、保証制度では保証人・連帯保証人の条件を別に確認します。

「親がブラックだから子どももブラック」という考え方ではなく、本人と保証人の契約関係を分けて見てください。

すでに奨学金を借りている場合はどうする?

すでに人的保証で奨学金を利用し、親が連帯保証人・保証人になっている場合は、契約上の立場を確認してください。

新規申込時の選任条件と、利用中に保証人側で事情が変わった場合の扱いは同じとは限りません。JASSOの窓口へ現在の保証方式と必要手続きを確認するのが確実です。

機関保証を選べば何も問題ない?

機関保証では連帯保証人・保証人が不要になるため、親を人的保証の連帯保証人にする問題は避けられます。

ただし、保証料の負担があります。また、機関保証を使っても奨学金の返還義務がなくなるわけではありません。

返還を一定期間延滞すると、個人信用情報機関への登録や、保証機関による代位弁済後の請求などが問題になる場合があります。これは奨学生本人の返還に関する問題です。

給付奨学金と貸与奨学金は分けて考える

ここで説明している保証制度は主に「貸与奨学金」の話です。

給付奨学金は返還を前提とする貸与奨学金とは制度が異なり、家計基準など別の要件があります。

「親が債務整理した」という事実だけで一括りにせず、申し込む奨学金の種類と最新の申込条件を確認してください。

私の任意整理経験について

私は任意整理を2回経験していますが、子どもの奨学金で保証人になれなかったという実体験は持っていません。

そのため、この記事では「私は債務整理したけれど奨学金は大丈夫だった」といった体験を作らず、JASSOの現在の選任条件を基準に説明しています。

家族に関する一次情報として言えるのは、私が妻に任意整理のことを話していないということです。家族の反応や奨学金の審査結果を推測して書くことはしていません。

申込前に確認する5項目

  1. 申し込む奨学金は給付か貸与か
  2. 貸与なら人的保証・機関保証のどちらを使うか
  3. 人的保証なら誰を連帯保証人・保証人にするか
  4. その人が最新のJASSO選任条件を満たすか
  5. すでに利用中なら保証方式の変更・届出が必要か

よくある質問

親が任意整理中だと子どもは奨学金を借りられませんか?

親の任意整理だけを理由に、子ども本人が一律に貸与奨学金を利用できないとは言えません。ただし人的保証でその親を連帯保証人・保証人に選任する場合は、JASSOの選任条件を確認する必要があります。

機関保証なら親の保証は不要ですか?

JASSOの機関保証制度では、連帯保証人・保証人は不要です。ただし本人以外の連絡先の指定など所定の手続があり、保証料も必要です。

親の信用情報をJASSOが子どもの情報として登録しますか?

親と子は別人です。人的保証では保証人側の選任条件を確認し、奨学生本人の返還状況は本人の問題として扱われます。

まとめ|親の債務整理より「保証方式」と「保証人資格」を確認する

親が債務整理しただけで、子ども本人が奨学金を一律に利用できなくなるわけではありません。

ただし人的保証では、連帯保証人・保証人がJASSOの選任条件を満たす必要があり、債務整理中(破産等)でないことも条件に含まれます。

機関保証なら連帯保証人・保証人は不要ですが、保証料など別の条件があります。申込年度・奨学金の種類によってルールを確認してください。

奨学金・保証人への影響まで含めて債務整理を確認したいときは

親が人的保証の連帯保証人になる予定、すでに保証契約があるなど、子どもの奨学金と契約がつながる場合は手続前に個別確認できます。

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