債務整理すると連帯保証人はどうなる?家族に請求がいく条件と対処法

①-1 返済の不安・心理

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債務整理すると連帯保証人はどうなる?まず結論

連帯保証人が付いている借金を債務整理し、本人が従来どおり返済しなくなれば、債権者が連帯保証人へ請求する可能性があります。

法テラスは、連帯保証人について、主たる債務者が弁済期に返済しないときは、直ちに債務を返済する責任を負うと案内しています。

家族だから請求されるのではありません。保証契約を結んでいるから支払義務が生じるという点が重要です。

そのため、保証人・連帯保証人がいる借金は、債務整理の種類を決める前に必ず洗い出してください。

まず保証人付きの借金だけを特定する

契約書・借入先への確認で、どの債務に保証人がいるかを整理すると、任意整理で対象から外せるかなどを検討しやすくなります。

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保証人と連帯保証人の違い

通常の保証人と連帯保証人では、債権者から請求を受けたときに使える権利が違います。

通常の保証人には、一定の場合に「まず主債務者へ請求してほしい」と主張する催告の抗弁権や、「主債務者に資力があり執行が容易なら、先にその財産へ執行してほしい」と主張する検索の抗弁権があります。

連帯保証人には、これらの催告・検索の抗弁権がありません。そのため、弁済期に主債務者が返済しない場合、債権者から請求を受けても「まず本人へ請求して」と拒むことはできません。

任意整理の場合|保証人付き債務を対象から外せる場合がある

任意整理は、裁判所を使わず債権者ごとに交渉する手続です。そのため、保証人付き債務を対象から外し、それ以外の債務だけ任意整理する方法を検討できる場合があります。

ただし、保証人付き債務を外しても、その債務は従来どおり返済し続ける必要があります。

外した返済と、任意整理後の返済を合わせても家計が回るかを確認してください。

「保証人に迷惑をかけたくないから外す」という気持ちだけで決め、結果として全体の返済が破綻すると意味がありません。

個人再生の場合|保証人の責任は原則そのまま残る

個人再生で本人の返済額が減額されても、保証人の責任まで同じように減るとは限りません。

主債務者側が個人再生をしても、保証人・連帯保証人への請求が問題になるため、保証人付き債務がある場合は事前に影響を確認する必要があります。

自己破産の場合|本人の免責と保証人の義務は別

本人が自己破産して免責を受けても、保証人・連帯保証人の保証債務が自動的に免責されるわけではありません。

本人が支払わなくなれば、債権者は保証人へ請求する可能性があります。

保証人側も支払いが難しい場合は、保証人自身が返済方法や債務整理を検討する必要が生じることがあります。

保証人付き債務を外しても返せるか、先に計算する

任意整理で対象から外せるとしても、残した返済と整理後の返済を両方続けられるかが重要です。個人再生・自己破産も含めて比較できます。

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家族なら借金を払う義務がある?

家族であるというだけで、本人の借金を支払う義務が生じるわけではありません。

法テラスも、家族であるという理由だけでは支払義務はなく、保証人になっている場合は支払う必要があると説明しています。

そのため、「家族に迷惑がかかる」という不安は、まず家族が保証契約を結んでいるかに分解して考えると分かりやすくなります。

奨学金の人的保証も注意

JASSOの貸与奨学金で人的保証を選んでいる場合も、連帯保証人・保証人が設定されています。

奨学生本人が返還できない場合は保証人への請求が問題になるため、一般の借金と同様に保証契約の内容を確認する必要があります。

これから奨学金を申し込む場合の保証制度は、親の債務整理は奨学金に影響する?で整理しています。

保証人がいる場合の確認順

  1. 保証人付きの債務をすべて特定する
  2. 保証人・連帯保証人の誰が契約しているか確認する
  3. 任意整理なら対象から外せるか確認する
  4. 外した返済を続けても家計が成立するか計算する
  5. 個人再生・自己破産も候補なら保証人への請求を先に確認する

保証人へ説明する必要があるケースでは、債権者から先に連絡が行く前に、どのような請求が想定されるかを確認したうえで説明する方が整理しやすくなります。

よくある質問

任意整理で保証人付きの借金だけ外せますか?

債権者を選んで交渉する任意整理では、外せる場合があります。ただし外した借金は従来どおり返済する必要があり、家計全体で成立するか確認が必要です。

自己破産すれば保証人の支払いもなくなりますか?

本人の免責と保証人の義務は別です。本人が免責されても、保証人への請求が残る可能性があります。

家族は保証人でなくても払う必要がありますか?

家族というだけでは原則として支払義務はありません。保証契約を結んでいるかどうかを確認してください。

連帯保証人と普通の保証人は同じですか?

同じではありません。連帯保証人には催告・検索の抗弁権がなく、通常の保証人より責任が重い仕組みです。

まとめ|保証人付き債務は手続前に特定する

連帯保証人がいる借金を債務整理すると、本人が従来どおり返済しない場合に連帯保証人へ請求される可能性があります。

任意整理では保証人付き債務を対象から外せる場合がありますが、残した借金を含めて返済を続けられることが前提です。

個人再生・自己破産では本人側の負担が変わっても、保証人の責任は別に考える必要があります。

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